躾教室 その10

叱る機会を作らない
以前話しした様に叱らなくてはいけないような状況はなるべく作らないようにして、ひとつずついけないことを教えて行きます。いつも叱ってばかりいると、萎縮して自発行動の少ないつまらない犬になってしまうか、逆に叱られることに馴れきって常に怒り声を上げなくてはいけない犬になってしまいます。10ほめて1叱るというつもりで、その代わり叱ったことについては絶対に繰り返させないつもりできっぱりと対処すること。
具体的な叱り方として「言葉で叱る」というのがあります。
叱る時の言葉(だめ,いけない,ノーなど)を決めておき、不都合なことをした場合に声と表情で叱ります。低く迫力を持った声で叱れば大抵は行動が止まるはずですから、その行動をやめたら軽くほめてやります。(ワタシ的には「ナニヨォ〜」と反抗して睨んでるのですけど・・・)早口の甲高い声で「だめだめだめ〜!」などと言うのは、叱られたことが認識できず、むしろ遊びに誘っているかのように興奮させてしまうことがあります。(ワタシ的には、ハイ・ハイ、慌てて・・・て感じ)犬同士が相手を叱る時に「ウッ」と唸るトーンに近づけて、低くきっぱりと叱って下さい。言葉と同時に床や地面を強く踏みならしながら叱るのも効果があります。(ワタシ的にはビクッ!っとします。)