ペット産業は注目産業

昨日の続きをもう少し、お堅い話だとペット産業は注目市場ということになるんだって。
ペットフード市場の拡大を支えているのが高成長を続けるサプリメント市場や特別療法食市場である。サプリメント市場は、大手メーカーの参入などにより市場が活性化された。特別療法食市場は動物病院の獣医師の処方と販路は限定されるものの、二桁成長を維持している。
ドッグフードやキャットフードのプレミアムフード市場も依然高成長を続けている。これらに共通しているのが、高機能訴求製品である。従来のフードから、ペットの"高齢化"や"健康志向"をキーワードとした高機能訴求型フードへと需要がシフトしており、高機能訴求型フードが今後の市場を牽引する役割を果たしていくと推測される。
プレミアムフードは、従来専門店商材として販売されていたが、シェア上位の日本ヒルズ・コルゲート及びアイムス・ジャパンの量販店ルート進出以降、量販店ルートのウエイトは拡大してる。
従来までは、ライフステージ、ライフスタイルの切り口による製品ラインアップが主流であったが、犬種別という新しい切り口が創出された。犬種別フードで最大規模を持つマスターフーズリミテッドの「パーフェクトフィット」は、犬種別フードから更にライフステージ別にアイテムが細分化されている。また、低価格帯製品におけるシニアステージの細分化は、プレミアムフード市場に影響を与えると予測される。低価格帯製品では、従来まで7歳以上で一括されてきたシニアステージが、7歳以上及び11歳以上の2ステージに分割され、プレミアムフード市場においてもこの傾向は進行すると予測される。コンパニオンアニマル化の進行を背景に、機能付加型フードを求めるユーザーは拡大傾向にあり、今後も市場は順調に拡大していくと見られる。