花王の研究・前編

約半数は、愛犬を溺愛する接し方。この飼い主の愛犬は『太っている』傾向あり
花王研究センターによると、最近では、愛犬を室内で飼う飼い主が6割に達し、愛犬の位置付けも“番犬”から“家族の一員”へと変化。しかし一方で、愛犬の家庭内順位の乱れや食事の与え方が不適切など、飼い主と愛犬の接し方に問題ありだって!

室内で犬を飼っている女性795名を対象に「飼い主と愛犬の接し方」を調べると、その結果、飼い主の9割が「愛犬を家族の一員」と考え、4割が「一緒の布団で寝る」といった行動をとり、飼い主と愛犬は親密な接し方をしていました。しかし一方で、4割が「愛犬の家庭内順位が家族の誰かより上位」、5割が「おやつをよく与える」、3割が「人の食べ物をついつい与えてしまう」といった、適切とはいえない接し方をしている様です。

さらに、こうした飼い主の意識や接し方について分析すると、飼い主は4タイプに分類でき、特に愛犬との親密度が高い「ついついご褒美」タイプと「べったり依存」タイプは飼い主の約半数を占めますが、おやつや人の食べ物を高頻度で与える傾向があり、その愛犬は太っている傾向があることがばれちゃいました。
〈一般にいわれている犬の適切な飼い方〉
家庭内順位 : 犬はその群れに所属意識をもち、自分がどの順位にいるのかをつねに確認して生活しています。自分より上位の家族には忠誠心をもって服従するものの、自分より下位だと判断している家族の言うことには従いません。そのため人と一緒に暮らしている犬は、家族の年齢に関係なく、家族の中の順位は一番下であるべきです。
食事の与え方 : 犬に催促されて与えるのではなく、飼い主が決めた時間に与えます。飼い主が食事をコントロールすることで、犬は自分の世話をしてくれる頼るべきリーダーであると自覚します。また人間の食事は犬にとっては塩分や糖分が多く、カロリーが高すぎるので、犬の健康のためにもよくありません。気になる人は明日まで待って!