食べ過ぎ注意

人間様のガムではキシリトールが大人気。キシリトールは、虫歯を予防するという事で、ガムやキャンディーなどに入っています。今では犬のおやつにもキシリトール入りがあります。ところが、犬はほとんど虫歯にはならないし、犬がキシリトール入りのガムを盗食して、低血糖になり痙攣発作などを起こし、命にかかわることがあるということを知りました。
人間は、インスリン分泌しません。でも、犬、ウシ、ヤギは、インスリン分泌するそうです。(猫は不明)キシリトールを摂取する犬は、血糖量の突然の低下、筋力整合の損失および発作を起こすかもしれません。
さらにあるデータによると、キシリトール食物摂取と、犬の肝不全とに因果関係があるのではないかと述べてました。この記事に獣医さんが、キシリトールガムを食べて低血糖になったラブラドールの経験をコメントをしています。症例報告としての、ラブラドールの9歳の子は、キシリトール入りのガムを100個食べたそうで、、さすがラブ、やるときは、思いっきり!という数だけれど、痙攣を起こし、来院時にはほとんど反応がない状態で、血糖値も、正常値の1/3位にまで下がっていました。処置によって助かったものの、「これだけの量を食べてよく生き延びた」と書かれてます。
厚生省の資料でもhttp://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/0/a882af3c2daa31ba49256609001da2aa?OpenDocumen「ビーグル犬を用いた混餌(2、5、10、20%)投与による104週間の反復投与試験において、20%投与群で肝比重量の増加が、10%以上の投与群でGPT等の血清酵素値の上昇、門脈周辺の肝細胞質の淡明化が認められる。肝比重量の増加、血清酵素値の上昇及び門脈周辺の肝細胞質の淡明化は、高濃度のキシリトール投与により、インスリン分泌が促進され、グリコーゲンが生成し、それが肝臓に蓄積したことなどによるものであると考えられる。このような変化は、イヌ以外の動物種では見られていないと米国食品医薬品局は報告している。」と書かれてます。
ガムの会社に問い合わせても、犬に危険なことは知らなかったそうです。当然、犬への影響について何の注意書きもありません。キシリトール入りの食べ物は、犬の手(口)の届かないところに保存しましょう。