夏ばて防止・食事から水分を

夏に食欲不振や脱水症状に陥りやすいのはワタシも同じ。食欲不振はすぐに注意してもらえるけど、脱水症状は見落とされるかもしれない。
我々犬の汗腺は体表面積の0・8%程度しかなく、(だから、汗でぐっしょりってコトはない)人間と比べると効率よく熱発散ができない。気温が高くなる夏は脱水状態になりやすいらしい。
「飲料水だけでは犬の水分補給は十分とはいえない。人間のように食事から水分を摂取することが重要」と獣医師先生からのアドバイス
人間は食事から自然と水分を補っている。きゅうりの水分含有率は約95%、マグロの刺し身は約70%で、ごはんにも約60%の水分が含まれている。これに対し、犬用のドライフードの水分含有率はわずか10%前後しかない。「夏には水分含有率が高いウエットフードを与えてみては」という考えもある。ウエットフードとは水分含有率が75%のペットフードのこと。
一般的には「ドライフードの方がエネルギーが摂取しやすい」「ウエットフードは開封すると保存しにくい」などから、市場ではドライフードが約70%、ウエットフードは約30%のシェアーらしい。
開封後の保存面でも、ドライフードが1カ月ほどなのに対して、ウエットフードは冷蔵庫内でも数日が限界と劣る。ただ、夏の水分補給のためのウエットフードの有効性はあり、ドライフードと混ぜて与えてメリット生かす、という方法もある。
でも、こういう面からも手作り食は調整がきくから便利ってワケ。