米最小の麻薬捜査犬の「候補」

米中西部オハイオ州クリーブランド市東方のジオーガ郡保安官事務所の麻薬捜査班「K―9ユニット」で、麻薬捜査犬の候補である生後7カ月の「ミッジ」訓練に励んでいる。試験に合格し、正式資格が認められると、体重約2.7キロのミッジは、米国内では最小の麻薬捜査犬となる。
ミッジはチワワとテリアの雑種の小型犬で、生後3カ月から保安官と麻薬捜査の訓練を開始した。警察犬といえば、ジャーマンシェパードラブラドールレトリバーなどが一般的だが、ミッジのような小型犬の導入を思い立ったのは、大型犬による捜査で家や車が破損したと容疑者から訴えられる事例があったためだ。
米国とカナダ国境の税関では小型犬のビーグル犬が、ペンシルベニア州などではベルジャン・マリノワという犬種が活躍しているという。
捜査犬の訓練士らによると、小型犬は持久力があり、狭いスペースにも入り込んで捜査が可能という長所がある。しかし、ミッジのような小型犬はこれまで前例がないという。
いまのところミッジは、今年5月の戦没将校記念パレードの先頭で「総指揮官」を務めたり、刑務所や学校を慰問したりして、地域社会との良い関係作りに貢献している。訓練は1歳になるまでには終わる見込みだという。 (CNNニュース)

グランド仲間のジャッキーchanはオヤツ捜査犬になれるかも。