おやじ達の夏休み その2

鮎飯

何とか捕れた57匹の鮎、ここからが大変。
普段はPCや電卓や聴診器を手にしている人間にまともな鮎の炙り焼などそう簡単にできない。昨年の経験者は旦那を含め僅か2名、竹串は角が出来るように切る(丸いとサカナが廻ってしまう)、串は目から挿して背骨を折らないようにくねらす(口から刺すと油が串に伝って持ったときに火傷する)、化粧塩をしないと尾ビレ始めヒレが焼けてしまう、等レクチャーしながら、焚き火の遠火でじっくり3時間。目処のついたところで、車を飛ばして近くの温泉へ・・・山中の町営温泉なれどヌルヌルっとした天然湯で美肌効果抜群ってトコだって。
さて、食事とメニューを見てびっくり、ダチョウバーベキュー定食にエビマヨ定食、北海丼定食ですって!奥三河の山里へ来てエビマヨはないでしょってカンジ。
戻ってみると鮎たちは5時間の炙り焼でしっかり飴色に焼かれ、これで自慢話が出来ると、後は酒瓶を抱えてバカ話の高笑いから高いびきへと移っていった次第。
翌日は忙しい。昨年は途中で温泉に入ったもんだから、東京へ着くまで8時間もかかった反省から、10時には出発。
途中で地の野菜やゴールデンハニー等という生食トウモロコシをしこたま買い込んで一目散にご帰還したってワケ。しかし、二晩で僅か5時間という睡眠時間と併せてガキの時代以来という里川での素潜り漁のおかげでウチにつくなり、沈没って具合。
でも、旦那に限らず、都会での鬱憤を一気に晴らせたのは間違いないンだって。
翌日からは現実に戻って、ワタシの面倒見て下さいな・・・・。