チップ導入に助成金/厚木市(神奈川新聞)

犬や猫などのペットに埋め込んで飼い主の連絡先などを識別できるマイクロチップを普及させようと、厚木市は十月一日から、市内の飼い主に対してチップ装着費用を助成する事業を始める。同市によると、チップ装着費の助成は県内自治体で初めて。
動物の飼い主を明確にするとともに、迷子の時の「身元」確認や災害時の救護活動を円滑化するのが狙い。
マイクロチップは生体適合ガラスの円筒形で、全長十二ミリ、直径二ミリ。チップの装着は動物医療行為で飼い主の意思を受けて獣医師が行い、犬や猫の場合は首の後ろの皮下に埋め込む。動物に負担をかけず安全性も問題ないという。
チップには集積回路(IC)が組み込まれ、読み取り器をかざすと十五けたの番号を識別。番号を登録機関に照会すると動物の種類や生年月日、飼い主の連絡先などが分かる。
チップの装着には約五千円の費用が掛かるが、同市は申請者に三千円を助成する。二〇〇六年度は千六百匹分の予算を計上し、当初予算額は六百万円。
ワタシんちでもチップは考えた。でも、全ての保護機関や病院がリーダーを装備しているわけではなく、また、チップの精度も今ひとつ(スキャンできないものもある)の現状ではペンディングになっているという状況。