アンジュール

昨日話てたけど、ワタシにとって関わり深い人(後日発表する予定)から絵本いただいた。
「アンジュール〜ある犬の物語」*1
この本を知っている人は多いと思う。もう46版も重版されている名作だから・・・

旅先で捨てられた犬が、何とか飼い主の元へ帰ろうと旅する話。
多くの場合、苦難の末のハッピーエンドなのだけど、この本はそうではない。捨てられたのだから・・・
絵本だから、当然絵があるわけで、鉛筆一本でラフに書かれたスケッチが、話の深層を読ませる素晴らしい作品です。
本自体は5分で読めます。
涙を誘うだけでなく、人を慕う一途さを考えれば考えるほど、立場の違う運命の複雑さや、飼い主(強者)のエゴに思い至る一冊です。アンジュール―ある犬の物語
良い本をありがとうございます。